猫の病気
飼っている猫が嘔吐をした経験がある人は多いでしょう。多くの場合は、体によくないものを食べた時に体外に排出するために行います。そのため、この場合の嘔吐は体の不調というよりは、生きるための正常な機能といえます。
しかし特に変わったものは食べていないのに嘔吐してしまうことがあります。この場合の吐く原因はさまざまですが、もしそれが夏場であれば注意しなければなりません。熱中症にかかっている可能性があるからです。
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猫の熱中症の症状は?
嘔吐するまでの症状としては、口をいつもより大きく開けて呼吸が荒くなる傾向があります。よだれの量がいつもより多い場合もその前兆だと考えてよいでしょう。嘔吐と同時に下痢をしたり、倒れてしまうことも少なくありません。熱中症が進行してしまうと、失神したり痙攣したりすることがあるので、そうならないように応急処置することが必要です。
熱中症になった時の応急処置について
もともと猫の祖先にあたる動物は砂漠で暮らしていたため、猫は暑さに強いと言われています。しかし直射日光を浴びすぎたりして体温が急激に高くなってしまうと、やはり体調は悪くなってしまうのです。30度を超えると熱中症になる恐れがあります。
もし熱中症になった場合は体温を下げることを心がけてください。まず直射日光を避けられる涼しいところに連れて行ってあげましょう。冷却シートを猫の体に貼ってあげると体温が下がりやすいです。また体を軽く濡らしてあげることも効果的です。気化熱によって体温を奪うことができるからです。ただし、濡らしすぎないように注意しましょう。心配な場合は、軽く濡らしたタオルで体を巻いてあげてください。
そのようにケアをして数時間たてば、多くの場合は症状が治まりますが、気になるようであれば動物病院へ連れて行ってあげてくださいね。